(2003年7月号)
      雨にタタラれた樹木伐採、そして身近な地球温暖化対策    '03.6.24

 少し報告が遅くなりましたが5月に、夷隅の家の周りの防風垣というか、伸び放題になっていた木の伐採を、編集長兼農林労働者の鈴木さんを頼んで行いました。  鈴木さんは、5年前の開業記念に皆さんからいただいたという「チェーンソー」持参で、それが大活躍しました。しかし、何故か雨の日が多くて、お願いした4日間中3日が雨で、特に、最終日の31日がヒドかったのです。その日は勝浦市にある蓮盛寺と、我が真浄寺の住職を兼務する根本和尚(日本三大荒行の一つである、中山法華経寺の100日荒行を2回も行った迫力満点のお坊さん。)に、伐採樹木の鎮魂兼土留め工事の安全祈祷をやってもらいましたが、ちょうど日本海を通過中の台風第4号の影響で、土砂降りとなりました。そして、せっかく来たのだからと、鈴木さんは祈祷の後、降り続く強雨の中、ズブ濡れで伐採をやって下さいました。
 おかげ様で、この日に予定していた作業は大体終わり、残りは1人で6月7,8,14日に片づけました。このように今回は雨の日が多かったため「雨太朗」と改名した方が良さそうな、散々な状態でした。晴れろ!晴れろ!の念力が、無力化した?
 その後、お日柄最高の6月15日、土建業者による土留め工事が始まりました。梅雨最中の工事で、この日も雨が予想されていたのですが、大丈夫でした。荒行で修行したお坊さんの祈祷の効果。餅は餅屋。工事は約1ヶ月で完成するそうです。土留めが出来たら、今度は生け垣に槇の木を植えようと思います。11〜12月になったら新ソバも出来るでしょうから、試食を兼ねて出来上がりを見に来て下さい。  
 そして、来年はついに「メタセコイア」の伐採を行おうかと。この木は、ボクがゆくゆくは天然記念物にと、大事に育ててきた高木なのですが、何しろこの付近は家が密集した「集村」でして、「葉っぱが飛んで来て困る」とかの苦情があって、致し方ないことです。http://www.srenai.gr.jp/axiom/user/kazetaroで、伸び伸びと、空に向かって真っ直ぐ育った素晴らしい姿を御覧下さい。来年、よろしくお願いします。
 では、なぜ今年ついでに行わないのかというと「日蓮宗御詳暦」を見ると、今年は「大金神」という大変コワイ神様が、宅地の東南東の方に鎮座されておりまして、その付近の樹木の伐採や、土木工事は出来ないからなのですよ。縄文人は、方角や神様を大事にしたようです。ボクも縄文人に倣って神様を大事にしています。さて、

  @今夏は、「平年並みの暑い夏」という予報で、この分では、電気不足が心配だと、東電が、夏場の節電を呼びかけています。原発の運転停止のためですが、しかし、電気の消費量は産業用や会社などの大口が、一般家庭より圧倒的に多いし、家庭では言われなくても節電しているので、節電の余地は少ないと思いますがね。まあ、負担は広く庶民に、というのが☆の基本方針ですから、更なる我慢をしましょう。 そうこうしているうちに6月19日、大口の□ンダが、夏場2日休業して節電するそうです。一般家庭3万戸分とか。ホ□ダは流石ですね。次の車は誉田にしよう!

  A次は、地球温暖化対策:図の掲載は省略しますが、都心の日中の気温を測った結果がありまして、それを見ると、江戸城を中心にした地域が、周辺より約5℃涼しかったと。これは、ヒートアイランドと逆の「クールアイランド」といわれます。 江戸城や公園の緑が、ずいぶん涼しくしているのですね。公園の整備などの大口は、その筋に頑張って貰うとして、庶民は、庭やベランダで草木を育てましょう。 環境美化→地球を守ることになるのですから、わけの分からない事で我慢するよりも、ずっとやり甲斐があるというものです。そう考えると、夷隅での樹木伐採が雨にタタラれたのは、緑を大事にしろという、神様の警告だったのかもしれない。