(2003年12月号)
   '03年お天気と地球&惑星の主な出来事
                                '03.11.25
 11月初めは暖かい日が続きましたが、11月17日に木枯らし1号が吹いてか
ら急に寒くなってきました。でも、坂東に住む縄文人の野外活動にはちょうど良い
くらいかも。一方、22日北日本では大荒れ。23日富士山では滑落事故多発・・
 かくて、早いもので03年が過ぎ去ろうとしています。この1年間を振り返ると
平和憲法が邪魔になるほど世俗がおかしくなってしまったし、これでは03年は、
平和国家から戦争国家へと倭国が方向転換した年として、そして、少数意見を排除
する仕組みが定着した年として、後世に語り継がれる事になりそうな気がします。
 お天気関係でも、予報がしばしばハズレるし、ひまわりの後継機の打ち上げは、
見通しさえつかないし、測候所は次々に無人化されるし。ボクの夷隅町でも、8月
の大花火大会や10月の町民体育祭が雨で中止になるし。そして、本縄文会では、
大看板の大和尚が西方浄土へ旅立たれるし、最悪的1年だったような気がします。
 
(1)さて、気を取り直して、お天気と地球の主な出来事を振り返ってみましょう。
@冬〜春:暖冬予報がハズレて平年並みの寒い冬になったり、5月は雨天が多く、
会長さんを頼んでの樹木伐採が少し困りましたが、全般的に大きな話題はなかった。
A夏:世界的に猛暑だったのに、倭国は冷夏。水稲の作況指数(全国平均)は90。
93年並みの大冷夏だったのが、この程度で済んだのは、耐冷性品種の普及か低温
の時期の関係かも。カタヤ〜畑の里芋などは良く育ち、世の中いいこともあります。
B火星大接近:何万年に1回という大接近。これは、ある程度期間があったので、
皆さん大きいのが良く見えたでしょう。そして、月のすぐ下を通った夜も好天で。
C10月〜11月にかけて宗主国の加州では山火事、3千平方キロが燃えたとか。
でも、これに驚いてはいけません。54年にカナダで4万平方キロが燃えた記録が
あります。これから地球温暖化が進むと、もっと大きいのが起こるかもしれません。
 なお、非人道的枯れ葉作戦で宗主国軍が破壊した越南の森林は、2万平方キロ。
しかも、ただ燃えたのと違い、まだ除草剤ダイオキシン後遺症に悩む人が多いとか。
 
(2)次は、九十九里ウオークの日程。5月中旬〜6月のお天気を調べてみました。
 下表は、ボクが'79年〜'03年までの25年間について観測したお天気です。
5月中旬〜6月中旬の土曜日における雨の出現率(江戸〜船橋付近の25年平均値,)
  区   分
 
 
      5月     6月
 15日
 
 22日
 
 29日
 
  5日
 
12日
 
その日の雨の確率
(%)
 
  23.5

 
 14.7
  A
 
 22.6

 
 10.0
  @
 
  24.1

 
その日の前後3日
間を
平均した雨の確率
(%)
  29.7


 
 19.4


 
 14.6
  A

 
  12.4
  @

 
  25.1


 
 この表から見てお勧めは6月5日。予備として5月29日又は22日となります。
 
 ここで、参考までに最近の「長期予報」方法を:どうも予報ハズレが多くなった
などと言われています。特に「長期予報」が悪くなったと。これは、今までの予報
方法が「統計的手法」という、過去のデータに基づく方法でしたので、それが近年、
地球温暖化等の変化に対応できなくなったのであると。そのため気象庁は、従来の
「統計的手法」に代えて、現在のデータの推移を中心として超電脳で計算する方法
アンサンブル予報」に切り換えています。1ヶ月予報では既に96年3月〜やっ
ています。3ヶ月予報は03年3月〜。寒候期予報では03年9月に切り替えられ
ました。残りの暖候期予報は来年から。これで全ての長期予報方法が改まります。
 でも、来年5月分の予報は、2月発表のため本「日程調整」には間に合いません。
 その点、ボクのは、「念力縄文式予報」という、かなり人間の意志を加味できる
変則的統計手法ですから、超長期の予報が可能なのです。安心して歩きましょう。