(2004年6月夕刊)

ディ・アフター・トゥモロー(THE DAY AFTER TOMORROW)

 −−地球温暖化の衝撃−−           (映画の感想 : '04.5.27)

 

 地球温暖化が進むと、強い台風や豪雨、干ばつ、熱波など異常気象が発生しやすくなると言われているが、

これはその激しい現象の一例を映画化したもの。

 温暖化によって地球規模の海洋大循環(ブロッカー博士のコンベアベルト)による熱輸送が止まり、北半球が逆に寒冷化する

との考えに基づいたその映画を、相談員仲間と鑑賞しました。

 つまり、温暖化して北極の氷が融けると、北大西洋の海水の塩分濃度が低下=軽くなって海水の潜り込みが止まるため、

潜り込みを補う形で大西洋を北上していた湾流の熱輸送が止まって、北半球が寒冷化するのだという。

 大きな雹が降ったり巨大竜巻が起こったり、ついには大規模寒冷低気圧が加速度的に発達して、

北半球が数週間で氷河期のように凍りついて壊滅。廃墟となる。

 気象現象の細部はともかく、ガガーゴゴー!ドドーン!という効果音が警鐘のように、しばしば館内に鳴り響いた。

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 ところで、最近の倭国では、自動車を生産する会社が、以前にも増して大儲けをしているのが目立つ。

その分CO2の排出が増えるわけで、地球のためには、こういう会社が大儲けするようでは困るのだが、

しかし、資本主義というのは、CO2が増えようが、そんなことはお構いなしに、どの会社も右肩上がりを目指し

壁にぶつかって爆発するまで突き進むしかない、分かっていても止められない仕組みだし・・・・・。が、しかし、

 たとえそうだとしても、産業活動に支障があるとて京都議定書を空文化したり、温暖化対策に反対している人達に

この映画を見せて、地球と人類の「あさって」を考えるきっかけにさせたいと、つくづく思った。 (偏西風太朗)