(2005年6月号) 今夏の気温は平年並み〜高いらしい '05.5.18 
 
 清々しい若葉の季節になりました。山の木も竹も、道ばたの草もスクスクと育っています。畑では草が野菜よりもスクスクと育って、ボクの畑ではイヨイヨ草との戦いが白熱化してきました。その横では、そら豆のアブラ虫がヤタラに元気です。 それと、縄文の体験農場(上総長柄村)や、例の大島海水農法田(同夷隅村)でも、稲がスクスクと育っています。今年のボクはこの両水稲栽培に協力しているし、両農場とも船橋→夷隅の道中近くにあるため、毎週の往復の際の観察が楽しみです。
 
 さて、全倭的に見ても2月〜3月が寒かったため、桜の開花は平年よりも遅かったのですが、それでも冬を通してみれば暖かで、例えば今年のオホーツク海の海氷面積は最大値が3月5日、1971年にその観測を始めて以来2番目に小さい面積だったそうです。それにしても海氷面積は日長変化に比べ、約2ヶ月半も遅れて増減するのですね。気温も日長変化に遅れて上下していますが、1ヶ月余の遅れですから、これは熱容量の差とはいえ、海の反応がゆっくりしている事が分かります。
 そして、その後4月〜は平年より暖かい日が多くなり、@4月29日は全倭的に高温で、駿府の33.3℃、熊谷32.7℃等は4月の高温の記録を更新したり、A4月30日仙台では「黄砂」で空が見えず「天気不明」と間違って発表したり、B5月2日には琉球が、平年より6日早く梅雨入りし、C5月7日旭川で5月としては17年ぶりの積雪があったり、D5月15日江戸での降雹など、多少の凸凹した現象はありましたが、E春一番とかメイストームなどの激しいのが来なかったし、このところお天気はマアマア、まずまずで経過していると言えるでしょう。そして、
 
 今夏の気温は平年並み〜高い:これは暖候期予報で、中緯度高度偏差がアーダ、アンサンブル平均がどうしたとかの、何やら難しそうな方法で予測したものです。熱中症に御注意。それと、今夏は発生しないようですが、これが発生すると倭州は冷夏になりやすいと言われますので、参考までにエルニーニョの仕組みを下図で。
 
 
 
   エルニーニョ時の図         倭州とハドレー循環の関係の図
 
 
         (ここへ3図を入れる)
 
          
 
   ラニーニャ時の図
 
 
 
 
 
                          
                      (2)西太平洋熱帯域の対流が強(弱)いと、
(1)東風が強いと、表面の暖かい海水が西側に吹き   太平洋高気圧=小笠原高気圧が強(弱) 
 寄せられて、西太平洋熱帯域での対流が強まる。  まって、倭州は暑(冷)夏となりやすい。
 
 そして、上記A4月30日仙台の黄砂について:気象台では、黄砂で空が見えなかったからと「天気不明」と発表しました。後で間違いに気づいて「煙霧」と訂正しましたが、お天気のプロが大勢揃っているのに間違えてしまったのです。また、最近、管制官が滑走路を間違えて指示したり、電車がスピードを出し過ぎたり等、プロが連続して間違いを起こしました。オカカエプロとして、更なる努力を痛感。
 そこで、九十九里浜6月4日は縄文念力で=晴れ又は曇れ〜! 晴れ又は曇れ〜!