(2007年1月号)
            楽しく平和な'07年のために
                            '06.12.22
 
@'06年を振り返って見ると、台風の発生は23個、倭本土上陸は2個で、ともに平年より少なく、被害も13号による西国での大雨が主なところでした。しかし、台風による直接の被害は少なかったのに、台風や低気圧ガラミで竜巻が頻発、各地で被害が発生しました。そして、主な出来事を全球的に見れば、下表のように各地で大雨や高温干ばつなど、異常気象や地震による被害が多発しています。被害を受けた人にとって災害というのは、被害規模に関係なく1人が全てです。この際、区などに頼らず、1人1人がその場その場で注意して、被害の無いようにしましょう。
発生時期       '06年 気象&地象の主な出来事
  冬
  〃
  2月
  4月
  5月
  〃
  7月
  〃
 8月
  〃
  9月
10月
  〃
  〃
11月
12月
・予報に反し全倭的に低温、記録的大雪。倭海側で雪降ろし事故多

・印度北部や露西亜西部〜欧州東部で大寒波。死者それぞれ数百
とか
・比レイテ島で大雨。地滑りの多発で、死者1000人以上の大災害
・欧州南部で融雪洪水被害。冬の多積雪と、その後の高温多雨によ

・台風第1号から大暴れ。比島、越南、漢などで被害。倭は少照多

・ジャワ島地震。都市近く死者5700余の惨。付近一帯は鯰の巣也
・台風4号5号、漢を連続襲い死者千。倭〜朝鮮半島は梅雨前線活

・欧州では、広範囲で異常高温。多地点で観測以来最も暑い7月記

・全倭的に高温多照。ボクの稲は稔実好転。各地で8月高温記録更

・漢にまた台風。6号8号相次ぐも、漢南西部は干ばつ被災者1千万
・台風13号九州に上陸。西国で大雨被害。延岡では台風絡みの竜

・6〜8日低気圧発達通過。東倭太平洋側豪雨。常磐線遅れボク困

・22〜24日寒気を伴った低気圧の通過で、坂東またまた大雨被害
・インドネシア少雨続きで森林火災多発。都市部や隣国にまで煙害

・津波や佐呂間大竜巻が職員観測重要を思い知らすも、削減は止
まず
・比島マヨン火山大泥流。死者不明千以上。台風21号の大雨によ
 
 なお、'06年の倭は幸い大地震が無くて良かったですが、あの阪神大震災では、建物やタンス等の下敷き死が、全体の84%を占めたという事を、忘れないよう。
 
A地球を守る太陽光発電所計画年末の12月から業者と相談を始めました。が、
その前に、発電所の土台となる建物の建て替えをしなければならないので、場合によっては土台建設だけで、肝心の発電所本体予算は、次年以降に先送りされるかもしれないなど、完成までにはまだ紆余曲折が予想れるという、そういう状況です。
 
B海水農法:大島会員が、地球環境を守る農法として、その普及実験栽培をボクの夷隅で2年間行った後、陸中花巻東和町に転進し、本格的に行っているものです。
 新たな農法が一般に受け入れられて、普及するまでには、なかなか日時がかかるものですが、特にそれが「海水」となると拒否反応が強くて大変です。それでも、大島さんの努力で、栽培〜販売まで大分軌道に乗ってきたようで何よりです。一方、
最近テレビが、九十九里の農家が始めた「海水ねぎ栽培」の放送をしていました。
 塩害が、他の作物や野菜に発生したのに、ねぎは無被害だったのをヒントに始めたのだそうです。そのねぎ栽培は海水農法と無関係ですが、海水ねぎが注目された事は、今後、海水農法の水稲や各種野菜栽培にとって、追い風になる事でしょう。
 なお、この海水農法の近況は、某省図書館ビデオがありますから御覧下さい。
  
C特別栽培「ちばエコ米」:既に何回かお知らせしたように、海水農法という大胆な栽培をする勇気は、ボクには無かったので、普及員の勧めもあって、'06年から減農薬減化学肥料=特別栽培の「ちばエコ米」生産を始めたところです。そして、
収穫したお米は、大変美味しいと好評だし、普及員も勧めるので、11月「全国米食味分析鑑定コンクール」へ出品しました。・・残念ながら入賞はしませんでした。
 何しろ全国の食味自慢が、コンクール用に工夫を凝らして栽培〜調製し、出品しているのですから、入賞するには、ソレ用の 〃 が必要なようです。送られて来た結果表を見たところ、食味値は81、アミロース19.7%、タンパク質6.6%などと、それぞれ[極上ランク]。特にアミロース値は、コシヒカリ1000数百点中、何と3位タイの低さでした。これはボクに似て、粘り気が非常に強い証明だと
大いに自信を持ちました。・・念のためこの分析値ですが、計器や計測条件などで差が出るため、数値そのものよりも、同時に測って比較する事に大きな意味があるそうです。ということで皆さん、ボクの[粘り気最強的美味安全米]を御試食下さい!
 2年目の今年は、御期待に応え作付け面積を倍増。そして、更なる食味アップのため、食味に大きく影響すると言われる追肥に注意して栽培します。お楽しみに。
 
D今冬は暖冬:気象庁は、この冬の気温を暖かいと発表。そして、12月は寒暖の波はありますが、平均すれは平年より0.6℃ほど暖かい、予報どおりの冬入り。