(2007年4月号) 厳しかった「余寒」 '07.3.21
今年は大暖冬のまま暖かい春か?江戸では雪も降らないのか?と思っていたら、3月に入って寒波が続きました(下図参照)。
この寒さの中、3月16日江戸では、予報で雨だったのに雪が降りました。平年より73日も遅い「初雪」ということに。
この一連の寒さを「余寒」と言いますが、暖冬でナマッタ体にはコタエました。
2月〜3月の気温推移をグラフで見れば、2月よりもむしろ寒くなっていることが分かります。そして、江戸市中の桜は3月20日(平年差8日早く)咲き出しました。
ということでまず、3月の雪を「初雪」と言うには、どうも違和感があるので、
@各種気象用語のうち、初雪のほか季節の変わり目用語の定義を調べてみました。
・初雪:夏が終わってから初めて降る雪。一方、春になって最も遅い雪を「終雪」
・初冠雪:夏が終わった後、山頂付近に雪が積り、これが山麓から初めて見えた時
・初霜:秋になってから初めて降りる霜のこと。季節ハズレに早い降霜は「早霜」
・終霜:晩春から初夏にかけて最後に降りた霜。季節ハズレに遅い降霜は「遅霜」
・余寒:立春以降の寒さを言う。これは立秋過ぎの暑さ「残暑」に対応する用語。
でも、一般に「残暑見舞い」は出すのに、「余寒見舞い」というのは少ないようで。
・春一番:立春から春分までの間で、倭海で低気圧が発達して、初めて南寄りの強風(風速8m/秒、以上)が吹き、前日より気温が上昇する現象。とそれぞれ定義。
これらから考えると、初雪の定義が「夏が終わってから立春までの間で、初めて降った雪」というように変更してくれれば、ボクの実感と合うのにナアと独り言。
なお、冬は12月〜2月までなので、江戸では観測以来初の「降雪の無い冬」に。
Aそして、各地で桜の開花日が大変早まりそうだと予測したのに、それが計算違いだったとか。しかも、蕾の状態も見ずに気温データだけで開花日を予測しているというお粗末な方法が、区民に分かってしまいました。「ヘエ〜蕾も見ないで開花日を予報しているんだ〜」と、心ある人に呆れられています。これに関連した話では、
本誌'06年7月号で測候所の全廃をお知らせした際、測候所を全廃して「自動観測データだけで、空も見ないで天気予報するというのは、ちょうど医者が患者の顔も見ずに治療するようなものだ・・」と、エセ構造改革の非を指摘しましたが、今回の桜の開花予報の問題もそれと同根で、エセ構造改革を支持した区民の責任です。
しかも、その被害?は花見関係者が泣き寝入りするだけ、痛み我慢は下々へ・・。
そこでタイミング良く4月、7月と主権の行使の機会が来たので発動しますが、どうも仕組み的に期待薄。いろいろ考えると腹が立ちそうなので、目を自助努力へ
B地球温暖化を防ぎ人類の絶滅期を先送りするための、太陽光発電所建設進捗状況 7月下旬の吉日を運転開始日と定め、まず、3月9日〜10日に古建造物を解体して土盛りを行いました。そして、盛り土を落着かせてから4月26日基礎工事、
5月26日建前という日程で、A工務店と契約。その親方は、ボクと同じような真面目な人です。素晴らしい発電所が出来そうです。皆さんに自慢したいとワクワク。
C安全安心良食味ボクの水稲「特別栽培」:刻々お知らせしているように、今年は作付け面積を倍増します。4月21日を田植え日と定めて始動。秋をお楽しみに。