(2008年11月号)
             平穏な'08年の気象など     '08.11.6
            附:相談所開設10周年記念出版のPR
 
 
 今年は、漢国の四川省で大地震があったり、ミヤンマーでサイクロン大災害があったり、海外では相変わらず大変な事もありましたが、
倭区では、台風の上陸も大地震も無く世俗のゴタゴタや経済不安をよそに、自然界はマズマズの平穏で過ぎようとしています。さて
 
@遊喜太陽光発電所:昨年7月31日に発電を開始し、その後、主に日発電量の推移をお知らせしてきましたが、
今回は、各月の日発電量の最大と日照時間の関係を御覧下さい。
(ただし、年月は'07年8月を1とし、'08年10月を15とする「通し月」で表した。
また、各月の日発電量の最大を記録した日の日照時間ですが、
当然その日は1日中快晴だったと考えられるため、対応する日照時間は、便宜的に各月15日の可照時間を充てた。)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 このグラフを見ると、年月の6〜8、つまり'08年1月〜3月で両者の間隔が広く、同12〜13('08年7〜8月)の幅が狭くなっています。
これは、高温だと発電効率が低下すると言われる現れですが・・詳しい説明その他は、紙面に余裕のある時に行います。
 
Aエコ稲作:3年目となったぼくの稲作は、夏場の好天に恵まれマズマズの豊作でした。
コンバインで刈り取った農家が「籾の量が少ないので、7俵(420kg)ぐらいだろう」と言っていたのですが、
籾摺りをしたところ505kg/10aと予想以上の多収にビックリしていました。
屑米が昨年の1/3ぐらい。特に稔実が良かったのですね。
このため稔実良→つまりデンプンの蓄積が多い→その分タンパク質の割合が低下する→食味向上。という図式で美味しいお米になりました。
ということで、毎年途中で売り切れて御迷惑をおかけしていますが、今年産は通年で販売が出来そうです。御注文をお待ちしています。
 そして、毎年出品している「全国食味分析鑑定コンクール」・・今年こそは好成績をと。
 
B一方、長柄町の縄文体験田の作柄はいかがでしたか:今年は、長年の無肥料から方針を転換して、
例のEM菌発酵の豚糞を大量に投入したので、今までより多分収量が多かったと思います。
もし今年がそれ程でなくても、来年は効果が出てきて多収になる事でしょう。
(注:EM菌というのは「Effective有用,Microorganisms微生物」=善玉菌の略だそうです。)
 
Cそば豊作:10月24日に刈り取りました。9月19日頃の大雨で倒伏して、刈りづらかったものの約1.5aを2.5時間で終了。
その後、足踏み脱穀〜唐箕選を行いました。
 刈り取り時の感触では、それ程ではなかったのですが、玄そば約18kgの豊作でした。
 そして、模擬そば店の「のれん」がようやく完成しました。
「遊喜」「風太朗」の字はあの王義之さんに書いてもらいました。
皆さんのお出かけを店員一同お待ちしています。
 
D当相談所開設10周年記念出版:'98年7月に開設して以来10周年を迎えました。
 この間、本誌に「相談所だより」として110回掲載しました。
これをかき集めてみると約160ページ。文字ベッタリで読みにくかったり、世俗風刺に脱線し過ぎて見苦しい箇所も多々ありますが、
10年の歳月でそれなりに積み重ねを感じるものとなりました。
 巻末に索引を付けたので、それを参考にどこからでも読み始められるようにしました。
お忙しくて、駄文を読むヒマなど無いかもしれませんが、お読みいただければ幸いです。
 なお、この出版では、鈴木会長さんには随分お世話になりました。お礼申し上げます。