('99年1月号)
 
       新年早々ダッセンシテ流星群について    '98.12.15
                                  
 98年は、お天気が不安定でいろいろ話題の多い年でしたが、天文関係でも「しし座流星群」の騒ぎがありました。見られた人や、裏切られた人サマザマだったようですね。 世の中には、「天文台」と「気象台」を同じものだと思っているアワテモノもいるほどですから、今回は、お天気の話に関係が無さそうで、有りそうな、流星群について調べてみました。日食や月食の予想、地球の自転公転速度の計算など、正確無比を誇っている天文関係ですが、こと流星雨予想に限っては、「裏切りの歴史である」と言われているほどで、なかなか予想どおりには行かないようです。その意味で、この流星群が、食中毒予防のオマジナイにされたりして嘆いている天気予報関係者の応援団となっているのです。また、せっかくの流星雨も曇りや雨では見えないし、その日の夜の天気予報が心配だし〜、理科ではスグ隣の分野だし〜で、お天気に関心のある人は、天文にも関心があるようです。と、まずは日本外交の慣例にならって、長〜〜いマクラで始まりました。
 
 さて、例のしし座流星群ですが、33年周期で、昨年見逃した人でもモーダメダとあきらめることはありません。「流星の素」をまき散らした彗星本体の周期は33年でも、その後の数年にスゴイのが出現することもあるそうですから。11月になったらまた見ましょう!今年こそスバラシイ流星雨見られるカモしれません。コノホカ流星群としては、毎年ジャコビニ、ペルセウスなど多数予想されています。桜の咲く頃になったら、ミゴロノ流星群を順次メモりたいと思いますが、とりあえず当相談所の本年オススメ流星群を、「天文年鑑」から、下枠内に選んでみました。がマクラばかりで内容はイマイチ?

こと座4月23日、ペルセウス8月12〜13日、しし座11月18日,ふたご座12月14日
 
お詫び:新年号は、楽しい情報満載で編集長は大変でしょうからと、連載の本コーナーは半ページにしました。その途端、脱線して流星群を追いかけてしまいました。2月号では本線に戻り「持続予報」の紹介から入る予定です。