全国農林統計OB会への近況報告
                              2006.12.7提出原稿から
 
 白昼夢(その3):初めての稲作に取り組んだ1年・・(中略)・・本誌「第45号」に、田植えまでを報告しましたので、その後についてです。
 尤も、この稲作については、殆ど全てを「風太朗のホームページ」に掲載してありますから、それを検索すれば見られるのですが。
 
@まず、生育前半は梅雨明けの遅れ→日照不足等で、神宮司立「桜前線研究所」の計算でも著しい不作が予測されていました。それが、出穂後の好天で一気に好転し、収量は10a当たり8.5俵とまずまず。
 これは「近年の作柄は登熟期の気象条件に左右されるようになった」という、在職中に得た「法則」どおりでした。そして、近所の篤農家や普及員に教わったり、スゴイスゴイと煽てられたり冷やかされたりしながら、秋が終わりました。
 
A収穫した米は、予想を上回る美味しさだったので、普及員の勧めもあって「全国食味コンクール」へ出品しました。でも、こういう大コンクールで入賞するには、それ用の栽培や調製方法があるようなのです。で、今後の努力目標に「全国大会入賞」を加えました。
 
Aそしてこの間、嬉しかったのは、例のベストセラー「農で起業する」やその続編「農黄金のスモールビジネス」の著者としても有名な、宮崎県綾町の葡萄園主、杉山経昌さんがボクの田を視察に来られた事です。ボクは「夷隅長生浮世絵コース」という私設の観光コースも案内しました。
 当地は昔、上総の国とか言われて栄えた地域ですから、落ち着いた見所が沢山あって喜ばれました。
・・そこで、また白昼夢。この美味しく安全な「特別栽培米」を、皆さんに安心してもっと食べてもらおう。そして、この観光コースを案内しよう・・。
 
Cということで07年は、某省の意に反して作付けを倍増。皆さんの御要望に応えます。