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香日記

センタリング聞香<R05/12/7>
昨日はセンタリングの先生と友人との聞香でした。一炷目は緩む香木を用意するのはもちろんですが、いつもとは緩み方が違って、三人同時になんか違う、ちょっと物足りないと不満を漏らしながらスタートしました。二炷目では、すっきりお腹が伸びて真直ぐ上がる効果を感じることができて、準備は整っていたと合点しました。三炷目は少し甘くすっきり頭まで上がる直進性に満足して、四、五炷はこんなものかと、最後の伽羅を聞いて終わりました。いつもは一炷目を効くと香りとともに背中から頭へかけてゆっくりと緩んでくるのですが、今回は緩んでいるようで今一つ実感が乏しいと皆が感じたのですが、二炷目以降の効果を考えると結果はいつもと同じでした。香木には無駄なものがないと改めて思いましたが、人の脳は”同じように緩むこと”を求めるわけです。骨盤時計をしたり、呼吸で緩めたりしているうちに、あくびが出て身体がもっと緩みたいと思っているのを実感しますが、センタリング呼吸も聞香も同じ境地を脳が求めているのは面白いことですし、そこへたどり着いた私に拍手!
何かと忙しく背中が痛いなと思いながら出かけましたが、いつものことですが先生にはお見通しでした。いつものプチ治療には感謝しかありません。もう少しもう少し、ここまでと思いながら突っ込んでいく性格が災いしているのですが、長年馴染んでなかなか修整ができず、その都度反省(笑)来年の12月には、一炷目は背中が緩む香木を用意しようと、鬼と一緒に笑いました。千秋万歳。

センタリング聞香<R05/11/2>
昨日はセンタリングの先生と友人と、その前日は若い友人達とのの聞香で、気温差の大きい毎日にはうれしいことでした。
一炷目に用意したのは香りはそれほどではないけれどしっかり上がる香木、もちろんいつも通り、緩む香木ですが、ぼんやり効くというよりは即効の感ありで、少し違うとセンサーの感じ方も替わる気がします。二炷目も良く、一瞬伽羅?と聞きましたが、そんな訳はありません。三炷目もよいはずですが、あれっ?違ったかなと思ってしまうほど、始めの一、二炷の感覚が鼻と頭から離れず、何回か香炉が回ってやっと本来の香りと効果を感じられるという、この時間差はなんなんでしょうか?どうも、自らを観察しながら聞いている自分がいるようです。長く続けるとはこういうことでしょう、余裕ですねぇ~なんて、自分いうのは、、、(笑)違うことをするのは良い刺激です。
四炷めは、私好み、伽羅もまがう甘い香りの香木です。二番目に聞くことが多いのですが、火加減とマッチしたのか長く楽しんで、さらに身体の隅々まで緩んで汗まで出て、もう十分効きました。最後までそれぞれに変化があって、最後の伽羅は力負けしましたが、これだけ良いと仕方がありません。身体も良く緩んで頭もすっきりして終了。
さて、この後のプチ治療。いつもながらに手のかかることですが、悪いところは自覚していますからうれしい限りです。一人であれこれしますが、水飲み鳥で背中も楽になったつもりでしたが、十分ではないのです。水飲み鳥の次のステップを教えていただいて、センタリング完了です。いつも感謝の聞香です。

センタリング聞香<R05/10/4>
今日はセンタリングの先生と友人との聞香でした。やっと涼しくなって、ゆっくり楽しめました。ほっこり暖まって、ほどほどに汗もかいて、最後まで身体の隅々まで残らず緩んで、背筋が伸びて、整いました~。いつもの通り、緩む香木から始めましたが、香りがなくても効果があるのは良い香木です。この聞香を始めたころは、香りがそれほどでもないと、言い訳するように効果はあると話していましたが、今や連衆も効果が一番で一致しています。長くゆっくり暖まって、三炷目の香木でまた緩んで、夏の疲れが出るころにはありがたいことです。同じ香木を五番目に聞く時とは感じ方が違うのが面白いのですが、五番目に聞いた香木はその反対で、同じでも違うのです。何度聞いても面白い聞香です。最後の伽羅も良いけれど期待とは少し違ったのですが、それでも身体の隅々まで届いていいると感じられて、改めて伽羅の力を感じました。
実は、今日は先生宅へ伺って、ご挨拶をした途端に、ジーパンのジッパーがいがんでいると言われて、つまりは身体の中がいがんでいると言うことなのでした。毎日お経をあげていますが、先日から正面を向いて真直ぐに座っているのに、ご本尊が真直ぐに見えなくて、どうもおかしい。いつもの声が出ない日もあってどうやら股関節の締まりがわるくて、おかしいなという自覚もあったので、否やもなくちょっと治療でした。見えてしまう先生にすれば、気持ち悪~いことこの上ないのですね。涼しくなって急に歩きでして、突っ込んでいるのです。焼き直さないと治らない性格もご存じですから、ほんとに申し訳ないことですが、ありがたいことです。言い訳ですが、、、歩かないと桃尻まわりから股関節太ももの裏など緩んでしまって、歳がいくのですから、怠けるのはやはりagainst

センタリング聞香<R05/9/6>
今日はセンタリングの先生と友人との聞香でした。今日は暖まろう!の聞香でした。気温が少し下がるとエアコンの効きがよく、冷えているかな?と思っていたのですが、一炷目からうれしい効果で始まりました。もちろん緩む香木を用意していますが、少し甘い香りがして温まりました。甘い香りというのは、人をほっとさせるようです。二炷目もきりっとしながら良い香りでさらに暖まります。いい感じです。今日はこの効果を求めていましたがピッタリ!最後の伽羅は上品でこれ以上ないと思うほどで、目がすきっとして、もう一度ゆっくり暖まって終わりました。そこからでした、先生のプチ治療。A点(そこでしたか)とB点(そこで支えながら雑巾がけしてますね)と、A点が固まっているために右側で股関節が中心までよってこない訳ですね。先生がC点を揺らしながら動かす(多分)と緩んでくる~感度良好です。自分で身体を動かして気がつくことが以前より深い、以前より良くわかるというのか、香りも同じで、以前より嗅覚が進化したかなと思うこともあって、人に教えられて納得して終わりではなく、自分で気がついて知ることで感覚が進化していくようです。今日も良いお香をご一緒に聞かせてもらいました。ありがとうございます。

夏でも聞香<R05/8/30>
久し振りに若い友人たちとの聞香でした。お稽古をしたり、会へ出かけたり、和事好きの友人たちで、おしゃべりしながらの気軽な聞香も楽しいようですが、やはり興味は香りです。最近は香木がなかなか手に入らないようで、人工伽羅があるらしいのですが、伽羅の下品を、聞いてみました。何やらキャラメルのような甘い香りがして、身体もさらに緩んで良かったのですが、上中下の三段階に分けるとしても、その基準は?その心は?人工伽羅にも上質なものがあるのかしらとちょっと聞いてみたい気もします。
日頃、私が楽しんでいる”身体に効く”聞香にも興味があるようで、一炷目の香木を聞いた後で、身体がほぐれるって、つまり「うすらぼんやり、あぁ~いい香り、身体と頭がぼーっとするなぁ~」という感覚を受け入れること、と説明しました。この香りはいい!始めて聞くけれど、何なの!?なんて思っていてはわかりません。交感神経をひっこめて、副交感神経で感じる感覚です。一炷目は必ず身体を緩める香木を用意しますから、どこで誰と聞いても私にとっては同じこと。ほんとに私が一番得して楽しんでいる訳です。

センタリング聞香<R05/8/02>
今日はセンタリングの先生と友人との聞香でした。猛暑の中、汗をかきながら聞く聞香って、、、実は夏こそ聞香!、意外や身体が冷えたり体調も今一つだったりして、身体を整えるよい機会なのです。一炷目ではもちろん身体を緩めます。身体の隅々が暖まって緩んで、じんわり汗が出てきます。二炷目は、良い香り!顔の前にどっと汗が出ていく感じがしましたが、自分で用意してわかっていますから、この香りを聞こう、楽しもうという気持ちが先にあって、頭も身体も意識も香りに引きずられていきます。三炷目にしてやっと身体が伸びて正しい姿勢を求める意識がよみがえってきて、ここからがスタートでした。体調を整えたいと思って聞く香りですが、人の欲が本来の目的を妨げるのです。ぼんやり、あるかないかの香りを聞きながら、背筋を伸ばして右に首を動かして息を吐いてという動作が頭を空(くう)にする、ニュートラルにするという先生の言葉に納得しながら、背筋が伸びて首の後ろも伸びて、シニアの私が若返ります。歩いている時にこの姿勢を頭が覚えていると感じることがありますが、お蔭で背中が丸くならない姿勢を保つことができています。四炷目は香りが立って身体もさらに温まり、五炷目はぼんやりお腹が暖かくなって、質の良し悪しにかかわらず他にはない効果のある香木で、何番目に聞くのが最適なのかいまだに決めかねる香木でもあります。最後はもちろん伽羅で、少し残りますが、今回でほぼ終了。香りは消えていきます。聞香の効果は身体に残れども、その香木はなくなる。諸行無常。よい香りが髪の毛にまとわりついて、いつまでもその余韻を楽しみながら一日が終わります。

友人との聞香<R05/7/11>
今日は友人との聞香でした。一人お休みで、私と友人一人でおしゃべりもほどほど、静かに聞きました。甘い香りが好きな友人でしたので、用意していたのとは別に、伽羅も甘い香り、もう一つ、伽羅にもまがう甘い香りの香木を切っていきましたが、ゆっくり緩んで喜んでくれました。それぞれ好きな香りがあるもので、今日使った香木も、それほど好きではないという友人もいて面白いのですが、実は私も今日の伽羅は甘いとは感じず、むしろ辛いと思うのです。ところが、香木の覚書には甘く辛いとあって、もし一炷目にこの伽羅を聞けば甘く感じるのかもしれないと思うのですが、もったいなくてできません。前回も聞く順番で感じ方が違う経験をしましたから、しばらく炷く順に気を付けようと思っています。気温が高くなているのに、汗をかきにくいという友人が、聞香の後はじっとり汗をかくと言いますから、聞香の効果で、代謝が良くなって血流も良くなっているのは確かなようです。

センタリング聞香
<R05/07/06>
昨日はセンタリングの先生と友人との聞香でした。先月、体調をくずして以来、良い香木は早く聞こう、多い目に炷こう、という気持ちが強くなって、少し組みなおしたのですが、面白いことがありました。普通は二番目に聞く香木を、五番目、つまり最後の伽羅の前に聞いたところ、こんなことになるの!でした。香りは今一つ感じられず、効果はあっという間、という思ってもいない経験で、一巡目は、あれっ?二巡目は、身体を回る効果が余りに早く感覚がついていけないほど、三巡目は、アラもう終わり!でした。香木にも陰と陽があって、伽羅を聞く準備をするつもりで、五番目は陰で頼りなげな香りを使うことが多いのですが、そう悪くもない陽の香木を使った結果でした。慣れ親しんだ順番が頭にはインプットされていて、一巡目は反応が悪く、二巡目には、身体が正しく反応して血流が良くなったということなんでしょうか。いつも変わらず、初めからよく緩んで、最後の伽羅まで一時間弱。緩んだ後は、先生の治療付き、その後はおいしいお菓子をいただくという贅沢な時間です。それにしても香木の力というのは炷いている私にも予測ができない面白さなのです。
お香を聞く姿勢が今一つ納得が行かなかったのですが、最後の治療のお蔭で、今日は胸も開いて楽に、”腰椎五番と丹田、背中のなんでしたか?でしっかり押して支える”姿勢が戻ってきて、股関節も締まり、ももしり具合も万全で、聞香の効果プラス先生の治療のお蔭で、これなら、元気で、まだまだ続けられそうです。

センタリング聞香<R05/06/07>
聞香の日は朝からゆっくりしたいのですが、そうはいかない日もあります。今日は、テンション高い~と思いながら、灰を暖め、炭団に火をつけ香炉の用意をしていると、少しづつ気持ちが落ち着いて、スタートです。いつも通り緩む香木でしっかり緩み、次の香木でもよく温まりました。たまには白檀を聞いてみようと、それなりの、聞香では良いとされる白檀を用意したのですが、とは言え白檀は白檀で、これ以上はいい、もう十分と早めに終わって次の香木へ。白檀の身体への効果はあるのかどうか?全くないとは言えません。無駄なものはないですね。最後はゆっくり伽羅を聞いて終了。
これまではこの順で、この香木となんとなく決めていたのですが、10年近く身体に効くを意識しながら聞いてきて、もっと自由に聞いて見たいと思うようになってきました。何事も、決まった通り決まった結果は大事ですが、決まっていない結果を受け入れることで、これまでと違う発想が生まれれば、結果として、受け入れられる範囲がもっと広がる!よね、と思うのです。頭が変わるは大事ですね。
呼吸で身体を緩める、痛い、こっていると思う身体の箇所が実は他からの結果、聞香で身体がゆるんでいく感覚、これまでの経験の相乗作用で自分の身体が面白いこの頃ですが、緩める、緩められる身体にしておくことこそが、次へのステップ、進化、深化への道でしょうか?”自分が、自分の身体が、面白い”なんて・・ちょっと変?


友人との聞香<R05/05/09>
友人たちと楽しんでいる聞香も身体に効くのです。私なりのやり方であれこれ工夫をするのですが、最初に身体が緩むのが必須です。今日も一炷目から良く緩みました。緩む香木を用意するのですが、期待以上で、15分ほど三人で順に聞きます。二炷目は友人好みの少し甘い香りで、横でにんまりしながらうれしそうです。身体も心もほどけます。三番目と五番目は鼻休めですが、特に最後の伽羅の前の香りが際立たない方が良いということが、二人ともわかってきているようで、おしゃべりしながら香りを楽しみながら終了しました。今日は一時間に収まるように途中で香木を減らして一時間強で終了。私は、良く緩んで、背中に痛い箇所があったのは改善、家までゆっくり帰りましたが、困ったことに右足の付け根の外側に力が入って少し痛いのです。緩んだものの、センタリングができていません。昼寝の前に”右の時は左”と呪文のように左足の付け根をあちこちマッサージをしてみると固まっているところがありました。コリをほぐしてゆっくり一服の後は、右も左も揃って、センタリングができたようです\(^o^)/聞香はやはり身体に効きます。

センタリング聞香<R05/05/03>
出かける前から、脳は知っている、今日は聞香の日ということを。睡眠は足りているはずなのに、急に身体がゆるみだしてあくびが出るので、おかしいなと思いながら気がついたのですが、お香を聞く前から身体が緩みたがっているということだったようです。身体がゆるむと、重い荷物、リアルでなく精神的に重いのですが、、、そんなものを担いでしまって、背中が疲れているのに気がつきました。疲れているのにその意識がないというのは、知らないうちに身体を固まっているのに気がつかないということです。聞香の前に先生のプチ治療をしていただきました。脳の能力は計り知れませんね。お蔭で一炷目から良く緩みました。それほど香りがいいわけでもないのですが、ぼわーっと緩んで、香りがいいのはうれしいけれど、一炷目には特には香りは求めません、というのが長く聞香を楽しんでいる三人の一致した感想でした。身体に効くが優先されます。二炷目は、これは必ず二番目に聞きたい香りで、身体が急に暑くなってきて、それを感じられなければ評価が低くなってしまいます。だれといつ聞くということを見極めるのも香元の仕事です。伽羅を聞く前に一時間が経過、タイムキーパー失格でしたが、ゆっくりふわっと甘い上品な香りを楽しんで終わりました。今日の聞香も楽しめて、元気でいればこそと改めて感謝しています。

センタリング聞香<R05/04/06>
昨日はセンタリングの先生と友人との聞香でした。スタートの一炷目は安心の、しっかり緩む香木で、これまでもよく経験していることですが、一息(一回)しか聞かないのに、背中あたりまで緩んできます。
お香を炷く人を香元(コウモト)と言うのですが、、始めは一回だけ聞いて、火加減と、香りが上がってきているのを確かめて、客方に聞いていただきます。連衆一番ということです。
これまでの経験を元に六種類を組み合わせますから、どういう効果があるかはおおよそ予測がついているわけですが、二炷目以降は、前の香りに影響されてその時々で感じ方も違ってきますが、始めの一炷目は、ほぼ予想通りで、香木をのせるより前に脳は準備をしているような気がしています。二炷目は甘くさわやかな香りでまた違う温かさを感じて、三炷目は、普段あまり使わない白檀に近い赤い木の香木を使いました。必死に息をすっても、顔の半分ほどしか香りが入らないのですが、一方で息を吸うことに集中するので、正しい姿勢へ意識が向きます。ああー、首の後ろが伸びない。途中で先生からのプチ治療がありました。肘が固まって、さらには背骨に固まった箇所あり、いつも行く道で、動き方が悪い、私の癖です。隣で、友人は癖、描き方の癖を取るための絵を次は描くと話しています。癖を直して姿勢を正すは、これまでもこれからも目指す目標ですが聞香はその助けになっているようです。ゆっくり最後の伽羅を聞いて終わりました。疲れた目がすっっきりして、たぶん頭もすっきりしていることでしょう。続けましょう!聞香は。

友人たちとの聞香<R05/03/15>
昨日は友人たちとの聞香でした。一人は「ぽかぽかしてくるお香を聞いて、ゆっくりしてくる」と出かけてきたと言い、もう一人は「自律神経が整う、副交感神経が立ち上がる」といいながら聞いています。長く続けていると、センタリングメソッドを頭では理解していなくても、身体の方はよくわかっているようで、そうなると一炷目はこれまでの背中からぼんやり緩む香木でなくてもいいようです。私の手元の香木も、程よい質のものが減って、とても良いものとそれほどでもないもの、両極端が残ってきています。二炷目に伽羅にまがう香りを聞いて後がどうなるかと心配しましたが、無事に最後まで、ゆっくりと優しい香りの伽羅を聞いて終わりました。火の勢いがなくなってしまうのですが、長く続けているとだれでも聞き上手になってくるようです。私はいつもより深く長く呼吸をしながら、尾骨から腰椎五番、そして首の後ろが伸びるようにと、滞ったり詰まっているところがないか意識しながら、一人、香りと一緒に呼吸をしながら聞きました。この呼吸のお蔭でよく眠れるのかもしれません。
質の良い香木は、良いなりに、それほどでない香木もそれなりに聞くことができて、どの順で聞くかによらず、六炷の香木の相乗効果で、心身ともに気持ちよくしフレッシュ、優しい顔になって終われるなんて、これ以上の聞香はないなと思いながら次の聞香の用意をしています。

センタリング聞香<R05/03/02>
今日は、センタリングの先生と友人との聞香でした。一炷目に聞くにはこれ!という安心して使える香木の種類があるのですが、今日は趣向を変えて、伽羅から始めました。”香りは薄くどう緩むのか?”と思って聞きましたが、頭を直撃。いつものスタートと違って刺激的でした。次は少し強い目の香りですが、ゆっくり緩んで楽しめました。最後の伽羅まで、それぞれの香木の個性や身体への効果は当然違って、緩み方が違うという面白さを味わいました。
香りを聞くことで呼吸も深く長くなって、身体の効果も理解して楽しむ聞香ですから、緩むつもりの身体でスタンバイしています。一炷目の変化球にも冷静、次はどこがゆるむのかと待ち受ける余裕さえあって、連衆次第、聞香巧者で効く聞香でした。一炷目に使った伽羅は良い香りの部分は使い切った残り物。今なら上手に使うところですが、初心者には、先の予測がつきませんし、工夫もできなかったのですが、残り物にも福があってやれやれでした。もっともビギナーにはこの聞き方では効かないかもしれません。
緩んだところで、先生の治療もあり、どこか固まったり詰まったりしていると、良い香りを最後まで聞くことができないことに気づいたのですが、やっぱり、香りを呼吸が運んでいる。香りがあるから呼吸していることがよくわかるってことでしょうか!香木も聞香も呼吸も、いよいよ次のステップです。

友人との聞香<R05/2/14>
今日は、友人たちとの聞香でした。いつもの緩む香木ですが、元鼻休めが格上げです。一人で聞いてみてこれは使える!と思ったのが当たりました。どの香りもよく、やさいい香りの伽羅もしっかり聞けて、友人たちも大満足のようでしたが、新しい灰が良かったからかもしれません
聞香の折に、香りの上がり方が均一でないような気がすることがあっったので、灰を更新しました。香炉の中で炭団が燃えて残る、細かい灰の粒子が増えてきていたのでしょう、香炉の灰に別の灰を足しました。火加減が大事と言いますが、実は灰も重要なのです。一時間の間、同じ火力が保てるのも良い灰があってこそです。今日は、さらに、昔のお稽古を思い出して、途中で灰を整え直しました。ただ聞くことが面白く、忘れていることがあった訳です。無駄なお稽古はないということを実感しました。

センタリング聞香<R05/02/01>
今日は、センタリングの先生と友人との聞香でした。身体がゆるむ香木から始めて三番目と五番目は鼻休めです。先生からいただいた香木を二炷目に聞きましたが、とても良くて、身体も暖まって上々でした。個性が強すぎて組香では使えないなと思いますが、香りも楽しめて身体が暖まって、四炷目も良い香りで暖まり、鼻休めで静まって、また身体が暖まって緩んでという変化を感じられるのは、身体の状態を感じる力に通じるものがあるように思います。甘い香りの伽羅をゆっくり聞いて終わりましたが、毎月、贅沢な時間です。
昨日は若い友人達との聞香で、股関節が良く締まって満足でしたが、右足に重心がかかる気がして、気になりながら出かけました。案の定、途中で左の肩が後ろへいかないと、途中で左手チから肩へと先生からのチェックがありました。自分で意識していても、身体を整えるのは難しいことですが、気がつかないことには、次はない、前には進まないと思うのです。聞香は感覚を研ぎすます!

友人との聞香<R05/01/10>
今日は友人たちとの初聞香でした。いつも通りに緩む香りから初めて、途中で変った香りもあって、最後の伽羅は、私の一押しで皆で感動しながら終わりました。それぞれのお正月の過ごし方があって、今年も和気あいあいの聞香でした。時々は変わった香りやあれっていう香りも使いながら、ぼんやり、一時間でゆっくり身体がゆるんで、なごむひと時を楽しみたいものです。

センタリング聞香<R05/01/05>
昨日は、センタリングの先生と友人との初聞香でした。昨年までは、鼻休みに使っていた香木ですが、良く緩むので一炷目に使いましたが、始めの緩み方が違って、あれっ?と思いましたが、最後には背中も暖まって、大成功でした。二炷目は、伽羅かと思う良い香りの香木でしたが、長くは続かないのが残念ですが、それがこの香木の特徴です。次にまた緩んで、四炷目も良い香り。少し鼻を休めて、最後は、余り主張しない、上品な香りを楽しんで終わりました。
お正月早々で、年末からの疲れが残っていて、前日から身体を温めて緩めて、身体を伸ばし、腰を入れて、聞香の効果があるように準備万端(のつもり)で出かけましたが、一炷目の途中で先生から「ゆるぎ呼吸」のご指導があって、香りを聞きながら、腰椎五番から尾骨へ、揺らして呼吸。日頃意識にない尾骨が、そこにあるのが分かって驚きました。首を伸ばして、尾骨から一直線。揺るぎ呼吸と聞香の効果、聞きながら治療?なんて、贅沢な聞香は、これこそがセンタリング聞香です。お稽古から始めた香道の最後の着地点はこれ!何事も深堀する私ですが、それが奏功しているようです。

センタリング聞香<R04/12/13>
今日は友人との聞香でした。一炷目は、ゆるーい伽羅から始めました。次もゆるく甘い香りを聞きながら身体が緩んでいきます。忙しい友人たちにとって、このぼーっとした時間は心地よいようです。三炷めは少し個性的、さらに次は身体の中心が細くなって、五炷目は鼻休みながら良い香りで、伽羅で終了。
さて、私はと言うと、緩んで身体も伸びて、帰ってお昼寝はいつものことですが、楽になった感じがないのです。夕方、本を読みながら、「腰が丸くなっているんじゃないの?」「腸骨が開くと仙骨が出る造山活動」の途中かなと思いながらあれこれ身体を動かしていると、緩んで楽になってきました。聞香の名残?でしょうか?今年最後の聞香は無事終了。来年も良い香りを聞いて、身体をゆるゆる、揺らぎながらセンタリングを目指しましょう!

センタリング聞香<R04/12/8>
昨日は、センタリングの先生と友人との聞香でした。まずは緩む香木でスタート。これまで六国五味で言うところの真那賀を使っていましたが、香木が少なくなってきて、緩む香木であれば良しと、違う香木を用意しましたが、結果はとてもよく、二炷目は、外れた時の用心にと、温まってさらに緩む、とっておきの香木を聞いたので、その効果は予想をはるかに上回って、驚きでした。背中が温まったと思った後の二炷目は、あちこちが順に温まり、さらに緩んで、頭はもちろん身体の中を駆け巡るような感覚でその効果を実感しながらも驚いてしまいました。聞いている三人が、同じ程度に、おなじ所で緩んでいるのかどうかはわかりませんが、それぞれに緩んで暖まったのは確かでしたし、一炷目の種類が違うとこれほど違うのかと、もしかすると冬向き?いや冷房で意外と冷える夏もいいかもしれません。香木は陰と陽があり、それは香りの立ち上る様子と習い覚えていましたが、もしかするとその効果の現れ方かもしれないなと昨日の聞香を思い出しながら、先人たちがどのようにして六国五味を分けたのか尊敬の思いでいます。三炷目は長くゆっくり、四炷目で中心が細くなって、五炷目は鼻休め。最後の伽羅でもう一度緩んで暖まり気持ちが良くなるのはいつものことですが、隅々まで、緩んでいないところを探しているかの如くで、最後は落ち着いて自然と終わります。毎回違って面白い聞香は、元気でいればこそ、一緒に聞くお仲間がいてこそ一時間ほどかけて聞けるわけです。先生の二本指のプチ治療付きで、いつもありがとうございます。

センタリング聞香<R04/11/29>
昨日は、センタリング呼吸のお若い皆さん四人との聞香でした。まずは緩む香木から、二炷目は香りを楽しみながらさらに緩んで、三炷目は白檀効果を期待して、少しきつい香りの沈香未満の香木を聞きましたが、余りの香りに皆ビックリでしたが、その後の身体への効果は満点でした。この沈香未満の香木の身体への効果に気づいたのは、お若い皆さんとご一緒に聞くようになってからで、どんな香木にも良さがあって、無駄はないと感心します。四炷目は、優しくゆっくり、身体の隅々に行き渡るようで、さらにリラックス。五炷目は、この順番で聞いてこそこの効果が得られる、身体の中心が細くなっていく感覚がありがたい香木でした。最後はゆっくり伽羅を聞いて終了。良い香木は、香りも効果も持続するようです。疲れがたまっていた肩甲骨当たりが楽になって、長く呼吸をして、身体がゆるんで浮かび上がる疲れの塊がこんなところにあるのは何故?と自問自答しますがいつ何をしたのやら・・・今日もゆっくり休みたい!

センタリング聞香<R04/11/03>
昨日は、センタリングの先生と友人との聞香でした。これまで通りに、緩む香木から、鼻休めをはさんで最後の伽羅まで順に聞くつもりでスタートしましたが、またしても二炷で予定の時間を超えてしまいました。後半の四炷は炷数を減らして一時間ほど。最後の伽羅は、すっきり甘い香りよい私のお気に入りでした。始めの二炷で”緩んで温まって”と思うあまり、一度の香木の量が多いのか、うまく緩む身体を維持できているからなのか、どちらにしても”緩めば良い”でスタートできるのは上々です。身体のあちこちが緩んでいくのを意識しながら、身体の中心が細く、首の後ろも伸びて、伽羅を聞いて終了と思っていますが、なかなか思う通りにはいかないものです。数日前から背中の後ろに呼吸が入らないので、気になっていたのですが、背中が丸くなっている!と。温まったところで治していただきましたが、世話のかかることです。
ゆっくり休んで、今日は背中も楽になって、首の後ろも伸びて、若返りました。今月は、センタリングの先生と聞く”若返りの聞香”でした(笑)

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