('99年7月号)    
          九 十 九 里 浜 の 霧 
                                  99.6.18 
 
 例の九十九里ウオーク行って来ました。楽しかったのでボクも報告させていただきます。 8名参加しましたが,完歩したのは鈴木さん1人でした。残念ながらボクは後半,膝痛で55km地点?の長生村の二三屋にようやくたどり着いたような状態でした。それも「二三屋まで,二三屋まで,二三屋に着けばビールが飲める」という目標があったからこそ,足を引きずりヒキズリ,何とかたどり着けたのです。「♪ジョシュウ〜ジョシュウと人馬はススム〜〜」の心境でした。人間,目標が大切といいますが,それを実感しました。二三屋がなかったら,蓮沼か片貝あたりで脱落,そのまま帰宅ということになったはずです。出発直後,忘れ物関係で1km余を走って引き返した分を含め,合計77,483歩でした。 17時50分,二三屋へたどり着いた時には,既に鈴木さんは単独、太東崎を目指し出発した後でしたが,佐瀬さんが疲れた様子もなく待っていました。どうも、大部分の行程を便利なタクシーを利用したらしい。二三屋で福松さん藤沢さんと4人でビールと豚汁等を御馳走になり,そして八積駅まで車で送ってもらいました。二三屋さん有り難うございました。
 
 それから福松さんと外房線に乗って帰りましたが,まだ元気な福松さんに比べボクは散々,特に駅の下り階段では苦労しました。やっと船橋の家にたどり着いたのですが,鈴木さん,佐瀬さんの後輩の妻にあきれられてしまい,疲れがドッと出ました。その妻も海岸で拾った蛤を焼いて食べた時ダケは喜んでいました。そして,翌日は一日中家の中で粗大ゴミにされながらもゴロゴロしていたので,月曜には何とか相談所へ出勤できました。 このようにしてボクの初九十九里ウオークは,足の痛さとビールのうまさを残して終了したのです。来年こそは(^o^)完全踏破の偉業を達成したいと思います。今回参加されなかった皆さん!来年一緒に挑戦しましょう。
:今大会で、九十九里浜を完全踏破したのは鈴木さんただ一人でした。参加
者一同その馬力には、
ただただ感服するばかりでした。しかし、更に驚いたことには,完歩した翌日に
は「ケナフの会」での行事を指
導したそうですから、驚ガク絶句!
 
 その日のお天気は、薄曇りガチでしたから有害紫外線もある程度のカットが期待されるし,また海からの涼しい風が1日中吹いているという,まさにウオーキング日和でした。ほとんど汗もかかず歩きやすかったのですが,それでも半袖,半ズボンだったのでウオーク後1週間ごろから手足の皮がずいぶんむけてきました。日焼けには要注意。
 
 さて,5時に飯岡荘を出発,雲の中の朝日(この時期の日の出は4時半頃)を背に,皆元気に歩き始めたのでした。そして6時過ぎに防波堤に並んで思い思いの朝食をして,それ以後は三々五々の歩きとなりました。かなりハイピッチで歩いているつもりなのに,全然スピード感がないナアと思っているうちに,7時頃からニワカニ海からの濃い霧になりました。50〜100mぐらい前を行く鈴木さんの姿が見えなくなり,また後続も見えないような状態になりました。この霧の原因は何かな?といろいろ考えながら歩いたのです。たぶん太平洋高気圧からの南寄りの暖かい空気が,冷たい海面で冷やされて霧になっていて、陸上では300〜400m幅で消えているのダロー等と考えました。
 だから,この霧は「まだしばらく続くダロー」と思っていたのが間違いで,1時間ぐらい歩いたら消えてしまいました。太陽が高く昇り、気温も上がって消えたのですが、歩きで1時間(5km)ぐらいの範囲となると,九十九里にそんな狭い所だけ冷たい海水域あるのかナーとか,いろいろアーダコーダ考えてしまいました。
 
 昼食の時,奮発したウナ重を食べながら、さっきの霧の原因は?と話題になったのに、まだアーダコーダ考えがまとまらなかったので、明確なお答えが出来なくて残念でした。 落ち着いて考えると、逆に海水の方が暖かくて、朝の冷たい空気で霧が発生していたのが、気温の上昇によって消えたわけで、まだまだ修行が足りないと、反省するばかり。
 そこで、銚子地方の天気俚諺:南風の霧はスグ晴れる。北風の霧はなかなか晴れない。