万木区報「万木の里風」第10号(08年1月)に掲載

島区は、戸数は約75。島、権現堂、間の谷、たて橋の4集落に分かれています。 
 万木の城山の展望台から眺めると、北西の川向こうに権現堂の山が、そして西北西方向の広い耕地の中に、島集落が島のように浮かんで見えます。その地形から、昔は「島村」と名付けられたようです。それが、今は「島区」となりました。

 「万木区」のような、誇るべき歴史と文化や伝統は無く、米だけが自慢という所です。
 その米を生産する周辺の耕地は、重粘土で硬いため、昔の人は鍬で耕すのにずいぶん苦労したようですが、今は機械化されて楽になりました。
そして、重粘土のため、米の食味が大変良く、例の「魚沼産」より美味しいと言われるほどの好評です。
 農家の皆さんは、更なる食味向上を目指して、熱心に米作りに励んでいます。

 また、不便だった交通も、広域農道「夷隅茂原線」が開通してから、大変便利になりました。
そのため最近は、「間の谷」の北側に造成された住宅地に20数戸が転入するなど、賑やかになってきました。
この新住民の皆さんから、「島に来て良かった。ここを永住の地に選んで良かった」と言われるような、住みやすい区にしたいと思っています。