2009年産エコ稲作 ・・・・・(参考:2008年産
 4年目となった今年は、今までのコシヒカリのほか、古代米(黒い糯米)を栽培することにした


1 コシヒカリのエコ栽培(4年目)

・ 3月19日から揚水が始まり、稲作の春がきました。我が田では23日、24日に畦畔回りの耕耘と、
耕耘機の耕せない畦畔際は鍬でうなった。しかし、これは、大変な作業で、30a圃場1周が320m、
2区画では640m=5〜6時間もかかって、夕方にはクタクタ手に血豆。そして、

 

・ 3月26日、農協からの基肥「有機アグレット673」を

10a当たり40kgを施した。

(1袋20kgを1回で撒くのは重くて不安定なので、まず約4分の3の15kgをこれで撒布し、
残り約5kgを手で周辺などに施すのを繰り返して、12袋を撒布した。
準備作業を含めて、約3時間で終了)

3月26日〜28日、基肥散布後第1回目の全面耕耘

 所要時間=30a/約5時間

(周囲の大型トラクター群を横目に、縄文式稲作だから手作業に近い程いいのだ!
と言いながら。・・・30aを一回り耕すのに6〜7kmを歩くので運動にもなるし、泥遊びのようで結構楽しいものです。)

田植え(4月20日)

 水深1〜3cmと最適だった。所要時間=60a/約5時間。
まっすぐに植えようとするので、体中に力が入ってしまいサスガニ疲れた。

 教訓:すぐ横の苗の列ばかり見て、それに合わせようとしたり、
失敗した後を気にしたりせず、なるべく前方遠くに目標を定めて進むと、
曲がらない。
 これは、はるか理想に向かって進むことが大切な、
まさに人生そのものだなあと。

   

・ 6月15日:どうも生育が悪いので、通りがかった農業普及員に見てもらったところ、
肥料切れでは無さそうだし、稲の根本が黒くなっているところから見ると、酸欠かもしれない。
これから、中干しすれば改善するかも、と。根本が黒いのは、下の写真でも分かる

・ 6月15日:珪酸かり施肥。20kg/10a。そして、中干しのため落水開始。

6月19日の生育状況(田植え後2ヶ月)

中干しと、珪酸カリの追肥で生育の改善を期待。

   
   

・6月28日:中干し終了、水入れのため排水口を止める。午後雨になり、少し溜まる。

・7月11日:穂肥、有機追肥530特号を16.6kg/10aを撒布。
・7月13日:「ちばエコ農産物生産圃場」の看板を立てた。揚水が来たので、水入れ。

・7月14日:梅雨明け(平年より6日早い)。7月に入ってから雨無し、好天で暑い日が続いている。

・7月20日ごろから、チラホラ出穂。茎数が随分少ないので、登熟=実入りの期待するばかり。
24,25日には穂が出揃った。

・8月7〜8日、水入れ。その後10〜11日大雨約110mm。水の出口を高くして、水を溜めた。しかし、

この辺の田は、重粘土で乾きが悪く、収穫作業のために落水が早く、この雨の水も、溜めない田がほとんどだった。

このため、8月20日ごろまで、溜めておこうとしたのだが、堪りかねて、

8月15日:落水。しかし、好天続きのため、

・8月17日:落水2日で、田面の水溜まりは無くなり。早くもひび割れしそうな状態。
まだ落水が早かったかも。これでは、07年産の水不足=枯れ熟れ状態の再現か、と気懸かり。

・8月31日:台風第11号。降水量約100mm。穂が軽かったのか、倒伏などの被害無し。

・9月1日:好天の下、刈り取り。

・9月3日:籾摺り。約440kg/10aの低収に少しガッカリ。
  午後〜米の注文のあった数人に、直ちに発送。

・9月4日、7日:農協で米の検査。30袋もちろん1等。ただし、
     高温乾燥などによる登熟障害で、心白粒、乳白粒、腹白粒などがかなり発生した。

・9月4日〜出荷本番。→米のPR



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