1 コシヒカリのエコ栽培(4年目)
・ 3月19日から揚水が始まり、稲作の春がきました。我が田では23日、24日に畦畔回りの耕耘と、
耕耘機の耕せない畦畔際は鍬でうなった。しかし、これは、大変な作業で、30a圃場1周が320m、
2区画では640m=5〜6時間もかかって、夕方にはクタクタ手に血豆。そして、
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・ 3月26日、農協からの基肥「有機アグレット673」を 10a当たり40kgを施した。 (1袋20kgを1回で撒くのは重くて不安定なので、まず約4分の3の15kgをこれで撒布し、 |
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・ 3月26日〜28日、基肥散布後第1回目の全面耕耘 所要時間=30a/約5時間 (周囲の大型トラクター群を横目に、縄文式稲作だから手作業に近い程いいのだ! |
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田植え(4月20日) 水深1〜3cmと最適だった。所要時間=60a/約5時間。 教訓:すぐ横の苗の列ばかり見て、それに合わせようとしたり、 |
・ 6月15日:どうも生育が悪いので、通りがかった農業普及員に見てもらったところ、
肥料切れでは無さそうだし、稲の根本が黒くなっているところから見ると、酸欠かもしれない。
これから、中干しすれば改善するかも、と。根本が黒いのは、下の写真でも分かる。
・ 6月15日:珪酸かり施肥。20kg/10a。そして、中干しのため落水開始。
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6月19日の生育状況(田植え後2ヶ月) 中干しと、珪酸カリの追肥で生育の改善を期待。 |
・6月28日:中干し終了、水入れのため排水口を止める。午後雨になり、少し溜まる。
・7月11日:穂肥、有機追肥530特号を16.6kg/10aを撒布。
・7月13日:「ちばエコ農産物生産圃場」の看板を立てた。揚水が来たので、水入れ。
・7月14日:梅雨明け(平年より6日早い)。7月に入ってから雨無し、好天で暑い日が続いている。
・7月20日ごろから、チラホラ出穂。茎数が随分少ないので、登熟=実入りの期待するばかり。
24,25日には穂が出揃った。
・8月7〜8日、水入れ。その後10〜11日大雨約110mm。水の出口を高くして、水を溜めた。しかし、
この辺の田は、重粘土で乾きが悪く、収穫作業のために落水が早く、この雨の水も、溜めない田がほとんどだった。
このため、8月20日ごろまで、溜めておこうとしたのだが、堪りかねて、
・8月15日:落水。しかし、好天続きのため、
・8月17日:落水2日で、田面の水溜まりは無くなり。早くもひび割れしそうな状態。
まだ落水が早かったかも。これでは、07年産の水不足=枯れ熟れ状態の再現か、と気懸かり。
・8月31日:台風第11号。降水量約100mm。穂が軽かったのか、倒伏などの被害無し。
・9月1日:好天の下、刈り取り。
・9月3日:籾摺り。約440kg/10aの低収に少しガッカリ。
午後〜米の注文のあった数人に、直ちに発送。
・9月4日、7日:農協で米の検査。30袋もちろん1等。ただし、
高温乾燥などによる登熟障害で、心白粒、乳白粒、腹白粒などがかなり発生した。
・9月4日〜出荷本番。→米のPR