2017年の水稲栽培 1 コシヒカリ(11年間行ったエコ栽培は、今年からすべてレンゲ緑肥栽培に発展させた)  
                 2 縄文米(9年目) 


1 コシヒカリのレンゲ緑肥栽培(4年目)・・・・エコ米PR17

  (1) 前作の刈り取り:2016年9月1日
     

 (2) 2017年産、準備作業
    ・ 2016年9月3日、耕耘:稲藁の全量うない込み。
     ・ 9月17日:レンゲ播種。播種量=レンゲ継続田3kg/30a。新規田6kg/30a
                  前作の大倒伏の反省から  〃  と1/3量とした。

 (3) 2017年3月1日:レンゲの生育状況とすき込み


レンゲ4年目
(播種量3kg/30a)


右に少し見える田は
1年目(播種量6kg/30a)


レンゲすき込み耕耘の見学者
続々と集まって来たアオサギ

見学かたがた、カエル、ザリガニ,ケラ、
     ミミズなどの試食を始めた。
レンゲの下には、いろいろいるらしい。
 耕耘の邪魔にならないよう整列

 普段は、人を見るとすぐ逃げるのに、
平気で見学。
 トラクターが近づくにつれ、
順に向きを変え移動。





  (4) 田植え:4月22日


  (5) 生育状況

2017年

7月4日の状況
3月1日のレンゲの生育状況の写真(4枚上)に
ほぼ一致している。

7月5日:右の田の濃い緑部分の右半分に倒伏軽減剤(スマレクト粒剤)を撒布し、経過を観察することにした。
2017年
7月23日の状況: もうすぐ出穂
 
 大分落ち着いた葉色になった。
(参 考)昨年


昨2016年6月25日の状況

左:レンゲ田。右:ちばエコ米田

この後左の田は、全面倒伏、大減収した。
2017年
7月23日右側の田の状況

 この田の右半分に、7月5日
倒伏軽減剤「スマレクト粒剤」を撒布した。

その後約20日、まだ目立った差は見られない。。
8月4日の状況
出穂後約10日なのに倒伏始まる。

この写真の前方中央部の濃い緑の部分がそれ。

下の写真↓は、その部分を拡大したもの。
同上(8月4日)拡大。

 濃い緑で陥没しているように見えるのが倒伏域。
まだ2〜3坪。

 この倒伏域が、その後の雨続きで急速に拡大。

8月20日には↓のようになった。

 
8月20日の状況(惨状

手前の数mを残して、ほとんど倒伏。
下積みになった穂は、変色枯死

・昨年並みの大不作=320kg/10aの恐れ。

9月3日刈り取り:大型コンバインでようやく一通り
 刈り取れた。しかし、
 変色枯死多数で、くず米超多量。
 一方、昨年大倒伏した左側の圃場は、反省の効あってか? この程度の倒伏状況。(同8月20日)

 この分では、右側圃場の大減収をカバーする大豊作も、と期待。
同上(8月20日の状況)

左右の圃場を見比べたもの。
右田のひどい倒伏が分かる。





 (6) 刈り取り〜乾燥調製9月3日〜4日
    ・ 左の田は倒伏も少なく、まずまず。しかし、右の田は全面倒伏のため、
     「(株)新田野ファーム」の誇る刈り取りプロも難渋、30アールに約3時間も。でも
     全部刈り終えて良かった。


 
秋はシラサギ春はアオサギ
9月3日:刈り取り。
大型コンバイン(六条刈り)で。
白サギの群れがお手伝いに。
春のレンゲすき込みの時には
アオサギが見学。





 (7) 肝心の収量は、推定左の田=480kg。右の田=300kgというところ。
     両田60a合わせて玄米77袋=2220kg。くず米=520kg
     くず米の出が多いため、籾摺り中に「状況を見てくれ!」との呼び出し電話で、立ち会う羽目に。

 (8)  検査:9月4日。さすがは新田野ファーム、いくらくず米が多くても、色彩選別機を備えた完璧な調整で
   くず米を除去。検査、全て1等

 (9) 発送:9月5日〜

 (10) 9月15日:次期作に向けて耕起、稲ワラのすき込み。

 (11) 9月22日:レンゲ播種

 




縄文米の遊喜ザリガニ農法


           2017年(9年目)


・ 播種:4月16日。

・ 田植え:5月12日。

  

   その後、生育は遅れるし、分げつ不足(穂は1株8,9本。1穂籾数も少ない)。

  昨年並み、約2アール約36kgの低収予想。無肥料栽培だし、やむを得ないか。

2017年7月23日の状況

出穂始め
8月20日

 コシヒカリより10日〜14日遅れの成熟を
予想したが、ほぼ同程度の進度。

 この分では、9月早々の刈り取りも。



・ 9月10日刈り取り:田面やや湿っていたが、バインダー好調。

・ 9月11日〜軽トラックの荷台や作業場のひさしなどに干す。
・ 9月18日:好天を利用して、道路脇に干す。

・ 9月22日〜〜:足踏み脱穀〜籾の天日干し。

・ 9月30日:籾摺り約1/3を行った。収量は推定35kg。

・ 10月1日〜サービス開始。




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