2025年〜〜  水稲 

    1 コシヒカリ(千葉エコ米20年目、レンゲ緑肥12年目)  
    2 縄文米(古代米17年目) 


2025年


 コシヒカリのレンゲ緑肥栽培12年目)・・・(千葉エコ米20年目)

              

 (準備作業)
 ・2024年9月8日:3田(90a)耕耘。ワラ全量をすき込む。、       

 ・9月28日:レンゲ播種(90a)。
       
・2025年1月31日:レンゲすき込み。
     3田ともレンゲの生育良く、育ち過ぎると水稲の倒伏の恐れがあるので、大分早いが全量すき込んだ。
           
  ・3月19日:水入れ後、漏水防止のため南北田の畦畔際の耕耘。
  ・3月27日:南北田の漏水止まらないので、畦畔際を耕耘。その後、東田の耕耘。
   それぞれ、漏水ナカナカ止まらず。
  ・3月30日:3田の畦畔際を漏水止めのため耕耘。  

(1)代かき
 ・4月13日:3田の代かき    漏水ようやく止まった。これで大丈夫そう。

(2)田植え          
 ・4月19日:東田へ予定より早く15時ごろ農協から苗が届いたので、早速植え始め17時45分頃植え終わった。
   午後南田へ、そして北田と一気に植え、18時30分終了。
 ・4月21日:北田を10時過ぎ〜植え、南田を13時45分〜植え、16時終了。
     その後、U字溝に用水が来ていたので都合良く育苗箱洗い、路肩で乾かす。

 ・4月22日:午前中かかって昨日植えた田の4隅を中心に補植。  
        午後、育苗箱を農協へ返しに行き、これで、コシヒカリの田植え作業は終了。

(3)生育状況 
  ・5月7日:除草剤施用。前日の雨もあって適水量。漏水も無く、安心して施用した。

  ・5月18日:3田の生育状況を点検。周辺の田に比べると貧弱だが、レンゲ緑肥は遅効きなので、この程度でマズマズ。
     しかし、畦畔際にジャンボタニシ多数発生、手で届く範囲を捕殺したが、これはまさに気休め。 

5月26日、東田の状況

緑肥のレンゲが遅効きなので、初期
生育不良もあって、周辺の稲に比べ
ると、前方が黄ばんで見える。 
 しかし、2022年程の酷さではなく、
マズマズというところ。








 ・ 追肥:5月25日、珪酸加里を、約9kg/10a施肥。

 ・ 穂肥:7月6日、有機追肥530特号を、約9kg/10a施肥。
      レンゲ生育ムラで、列状の稲の生育ムラ対策で、生育不良部分に重点的施肥した。・・・これが失敗。

レンゲの生育ムラによる稲の生育ムラ
南田。右北田

 南田の列状に黄ばんでいたところが、
重点的穂肥で、逆に濃緑になってきた。

(7月12日の状況)
8月6日の状況

重点的に穂肥を施用した箇所が
効き過ぎて、倒伏した。(南田


(4) 収穫・・・・本25年は特別な猛暑カラカラで、我がコシヒカリも超早熟。予定より数日も早い刈り取り。
        しかし、地球温暖化が進んでいるので、今後はこれが普通になりそう。

      ・8月20日:刈り取り〜乾燥。
      ・ 〃21日:籾摺り調製。
      ・収量:30kg139袋/90a=463kg/10a・・・反当7.7俵、マズマズ。検査も問題無く1等。

     ・試食:例年どおりの美味。


(5) 次年2026用準備

  ・ 耕耘:9月7日。

  ・レンゲ播種:9月16日。種子3kg/30a・・・(2026年〜作付け1/3に減少予定)






2  2025年産縄文米(古代米)の遊喜栽培(17年目)
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  ・栽培開始当初は、ザリガニが多発し雑草を食害したので「遊喜ザリガニ農法」と洒落こんでいたのに、
    最近は、ザリガニ に代わって「ジャンボタニシ」が大繁殖、植えたての苗を食害して困る。


(1) 耕 耘: 1月5日と24日。田面が乾いているうちにと、ゴムタイヤのままで耕耘。鉄車輪への交換は重くて大変なので、
      ゴムタイヤで耕耘出来て良かった。その後、水を溜めて手作業での代かきなどに進む。
  

  ※ 種子の更新:前回の更新後5年経って種子が劣化したためか、一昨年、昨年と産米が茶褐色に色褪せた粒になってしまったので、
   今度は晩生の「さよむらさき」に更新した。
    ・・・昨年までの16年間は、何回か更新しながら早生の「朝紫」を栽培してきたのだが・・・さて、今年の品質は如何に・・・ 

 ・3月31日:種子の水浸。 ・・・その後、4月5日〜7日お湯に入れて=芽出し。

(2) 播 種:4月9日育苗箱5箱に播いた。苗の生育は順調で、均平に育ったが、どういうわけか一部に黄ばんだ所も。
   
(3) 5月5日:手作業で代かき
       ジャンボタニシ駆除のため、石灰窒素施用。約5kg/2a。         
      
(5) 田 植え: 5月12日
        手作業での代かきでは、田表面の土が硬くゴロゴロしていて、苗が土によく挿さらず浮き苗多数
        田植え機による田植え時間は15分程度だったのに、補植に2〜3時間かかってしまった・・・。
        しかも、この後、田植え機洗いや注油などの手入れもあるし・・・全部手植えでやった方が早そう。
       しかし、田植えは、機械で植えたり手で植えたり、泥で汚れたりが楽しいのだ。    

田植え翌日の状況
  
浮き苗多数

(2025/05/13)


  

(6) 生育状況 

田植え後、1ヶ月余り
元気に生育中

(6月15日)
7月7日の状況


  ・ 異品種が混入したようで、7・12に数株出穂していたので引き抜いた。その後も、7・23,7・28にも数株ずつ引き抜いた。
    この古代米は晩生なので、出穂はまだ先。

  ・ 出穂を前に葉色が少し黄ばんでいるが、無肥料栽培なのでやむを得ないところ。

(7) 出 穂:8月15日頃〜ようやく出穂始まる。しかし・・・

    その後9月6日までの大事な時期に、雨なし猛暑カラカラお天気が続き、さすがの湿田も乾いて登熟不良。
   

    刈り取り直前の穂の状況(9.21)

稔り悪く、かつ不稔率50%ではコウベも下がらず   
※ 日照りにて 会釈程度の 稲穂なり ※

   


(8) 刈り取り:9月22日。・・・21日予定が、その前日の雨で湿ったのでこの日に行った。
      バインダーの結束紐が、紐の出口で絡んだりして手間取り、刈り取りに
      約1時間かかってしまった。

(9)  搬 入:9月23日午後、前日〜田に刈り干し=天日干し。反転したりして乾かしたものの生乾きだったが、
      その稲束を、15時ごろ〜作業場の庇に、例の4輪リヤカーで搬入。
      ・・・穂が軽いのに逆に駄が多く、稲束数は385と超多(数えた)・・・例年は約270束。
      ※今後、この稲藁は畑の敷き藁等で1年中役立ちそう。

(10)  脱 穀:9月27日

足踏み脱穀場の様子。
手前は藁の山の一部分、
軽トラック荷台は脱穀待ち稲

カメラマン不在:自撮りも出来ず


      ・・・その後、藁も籾も天日干し・・・ そして、風選。→飛散した不稔籾が山を成した。 

(11)籾摺り:10月5日、第1回目約1/4.5を行い8.2kgを得た。→収量は推定37kgとなる。 

(12) 収 量:   kg。くず米除去の篩い選別を行わないので、少ないながらも、それなりの収量。

(13)  品 質:小粒な上に、下写真のような着色不良。薄色の赤飯になりそう。
      この品質不良は、特に登熟期の雨無しカラカラ続き、水無しが大きく影響したものと思われる。





(14) 縄文米の炊き方効能など





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